「ニベア」を使って革財布を手入れするメリットデメリット。簡単な手入れ方法を大公開!

革財布のMIKATA編集部です。

革財布のお手入れ方法と言えば革製品専用のクリームやブラシを使ってお手入れするのが一般的。

ただ、なかなか専用道具を揃えるのも時間や費用がかかり重い腰が上がらないということも…。

そこで今回は、ドラッグストアで手軽に手に入るニベアクリームを使って革財布をお手入れする方法をご紹介します。

まだ革財布のお手入れをしたことが無いならぜひニベアクリームを使って革財布のお手入れをしてみて下さい。

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目次

ニベアクリームについて

ニベアクリーム
画像出典:花王

まずは今回の革財布のお手入れにメインで使うニベアについて触れていきます。

そもそもなぜ革財布のお手入れにニベアが使えるのかと言うと、成分が似ているからなんです。

人間のお肌の保湿に使われるニベアですが、実は革製品のお手入れに使われるレザークリームの成分と変わりなく配合されているものもあります。

ニベアに含まれる成分は以下の通り。

水、ミネラルオイル、ワセリン、グリセリン、水添ポリイソブテン、シクロメチコン、マイクロクリスタリンワックス、ラノリンアルコール、パラフィン、スクワラン、ホホバ油、オレイン酸デシル、オクチルドデカノール、ジステアリン酸Al、ステアリン酸Mg、硫酸Mg、クエン酸、安息香酸Na、香料

この中でレザークリームにも使われることがある成分は「水」「ラノリン」「スクワラン」「ホホバ油」。

水分もオイル成分も配合されていることで革財布のお手入れにも使えるという噂があるのです。

ニベアのメリットデメリット

次にニベアで革財布をお手入れするメリットとデメリットを見ていきましょう。

あくまで革財布のお手入れに使える代用品であるため、良い部分も少し気になる部分もあり使う前には念のために気を付けておいて下さい。

ニベアで革財布を手入れするメリット

・ドラッグストアで安価で手軽に手に入る

・価格と内容量のバランスが良くコスパに優れている

・クリームタイプで塗りやすく扱いやすい

・水分と油分である程度加湿、保湿ができる

・油分配合で表面をコーティングしてくれる

ニベアで革財布を手入れするデメリット

・ニベア独特な匂いが革財布からする

・コーティング作用が強いため革の奥まで加湿するのが難しい

・ややべたつく

・ツヤ出しの効果はほとんど無い

このような感じでメリットとデメリットがあります。

コスパ重視で緊急のお手入れに使うという場合や、べたつきや匂いが気になるから使わないという様々な視点の意見がありますが、今回はニベアを使って革財布の応急処置お手入れをするとして進めていきます。

ニベアで革財布をお手入れする方法はかなり好き嫌いが分かれるため、もし真似してお手入れをする場合はメリットとデメリットを考慮して下さい。

ニベアで革財布をお手入れする手順

それではいよいよ革財布をニベアでお手入れスタート。

お手入れの方法と手順は基本的な革財布のお手入れ手順と変わりなく進めていきます。

ニベア以外に用意していただくお手入れ道具は

・馬毛ブラシ(もしくは豚毛ブラシや山羊毛ブラシ)

・クロス(柔らかい布やTシャツの端切れでも可)

以上の2点はニベアの他に用意しておきましょう。

ニベア前のブラッシング

ニベア前ブラッシング
画像出典: 山藤

まずは革財布の表面についた汚れやほこりをブラシを使って落としていきます。

どんなクリームやワックスを使う時でもこの工程は必ず行って下さい。

革財布の表面をブラッシングせずにクリームを塗ってしまうと、汚れやほこりを閉じ込めてしまい革にはダメージとなったり新たな汚れやシミの原因にもなります。

もしニベアを塗る前にレザークリームを使っていたりする場合や余程汚れている場合は、サッとブラッシングした後にレザークリーナーを使ってしっかり汚れや古いクリームを落としましょう。

革財布のお手入れの工程の中で一番大切と言っても過言ではないほどの工程。

ステッチやシワ部分は入念に箒で掃く様なイメージでサッサと軽い力でブラッシングしてみて下さい。

ニベアを革財布に塗る

ニベアを塗る
画像出典:BRITISH MADE

ブラッシングが完了したらいよいよニベアを革財布に塗っていきます。

クロスや柔らかい布を用意し、指に巻いてニベアを取ります。

革財布の面積にもよりますがだいたいパール程度の大きさをクロスに取り、まずはクロスの面で伸ばします。

こうすることで革財布の表面に一気にニベアが付いてしまうことを防いでシミになるリスクを少し軽減します。

クロスでニベアを伸ばしたら革財布の表面に塗っていきます。

この時力を入れてゴシゴシ塗るのはNG。

優しく円を描くように塗り広げるイメージで革財布全体に塗ります。

クリーム状なので伸びが良くステッチやシワの隙間にニベアが入ることもあると思いますが、まずは塗り残しの無いように全体に広げましょう。

ニベア後の仕上げ

ニベア後のブラッシング
画像出典:Her ELEGANCE

革財布全体に隅々までニベアを塗り広げたら最後の仕上げのブラッシング。

ニベアを塗ってから2~3分程度馴染むのを待ってから行います。

馬毛ブラシと豚毛ブラシの両方があれば使い分けてもいいのですが、もしブラシが1つしかない場合は1つ目の工程で使ったブラシで仕上げても大丈夫です。

ステッチやシワの隙間に残ったニベアクリームを掃き出すようなイメージでブラッシングして、革財布表面のニベアを均して整えるようなイメージでブラッシングします。

この時にべたつきが大きく余分にニベアを塗り過ぎたと感じた場合はクロスや乾いた布でふき取りましょう。

リラックスして力を入れずにブラッシングして全体を均せばお手入れ完了。

革財布の表面からニベアの匂いがして、程よくさらっとしっとりした手触りになっています。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

ドラッグストアで手軽に手に入るニベアクリームで革財布をお手入れする方法でした。

革財布のお手入れを専用道具がないからと言って諦めないでください。

あくまでも応急処置のお手入れですが結構使える革財布のお手入れ方法なんです。

まだお手入れしたことが無い、ニベアをレザークリームの代用品として使ってみたい。そんな時はぜひお試しください。

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