革財布のMIKATA編集部です。
革のお手入れやメンテナンスって面倒くさい。お手入れ用品もたくさんあるし・・・大変そう。
「お手入れ」は、革財布や革バッグなど、本革製品を購入した時に、気になるポイントの一つです。
人によっては、革の手入れを全くしない人もいれば、手入れをしたくないがために、革製品を選ばない人もいるかもしれません。
そもそも、革のお手入れってする意味があるのか?
まずは「意味」を考えた方がいいかもしれません。
革はもともと生きていた動物(牛や馬など)の「皮」だったものを、人間が使用するために「革」にしたものです。
そう改めて思うと、革のお手入れは動物たちへの感謝の気持ちだと言えるのではないでしょうか。
食べ物を粗末にしないことと同じように、革を粗末に扱わない。
革のお手入れをする意味は、そういうことだと思っています。
今回は、「そもそも革のお手入れって何するんだっけ?」と思っている方や、「お手入れの必要性を感じない」「お手入れを難しく考えすぎてしまっている」方に、お手入れの基本的な考え方や方法についてまとめました。
お手入れは、方法を覚えるより、考え方を理解すれば非常にシンプルで簡単です。
【覚えるのは3つだけ】革のお手入れ方法。
①革の表面にゴミがついてないか確認
②革に加湿、保湿
③最終確認
この3つの手順だけ覚えていれば、お手入れは誰でもできます。
では紹介していきます。
【革の表面を綺麗にする】ホコリやゴミ、汚れを拭き取る。
革は、「人肌と同じ」と考えれば大丈夫です。
顔に化粧水や乳液をつけるタイミングは、顔を洗った後や、お風呂上がりの綺麗な状態ではないでしょうか。外から帰ってきて、いきなり化粧水等をする人はなかなかいないと思います。
なぜそのタイミングか、理由は言うまでもありませんが、顔にホコリやゴミ、汚れがないからです。
革も同じです。
まずは革の表面を綺麗な布で、拭き取りましょう。
ゴミなどがついたままクリームを塗ってしまうと、クリームの浸透が部分的にしなかったり、クリームを拭き取る際に、ゴミの影響で傷がついたりしてしまうからです。
第一のステップは、「革の表面を綺麗にする」でした。
【保湿、加湿】クリームを塗る。
革の表面にホコリやゴミは無くなり、綺麗な状態です。
それではいよいよ、クリームの出番です。
クリームの役割は、「加湿と保湿」。
革に潤いを与え(加湿)、閉じ込める(保湿)役割があります。
人肌で例えるなら、化粧水(加湿)をつけて乳液(保湿)をつけることと同じです。
クリームは必要ない、という方もいらっしゃいますが、それは革の状態や使用環境にもよります。
水分が飛んだカサカサした表面であれば、しっかりクリームを塗ってあげてください。
まだ新品で使って間もない革財布なら、クリームを塗る必要ないでしょう。
赤ちゃんの肌に化粧水や乳液をする人がいないことと同じです。
【拭く】綺麗な布で乾拭き。最終チェック。
クリームが塗り終わりましたら、すこし時間をあけてください。
クリームが革に馴染んでいきます。
そして、仕上げとして、綺麗な布で優しく拭いてあげてください。
表面にベタつきが残っていれば、ホコリがつきやすくなってしまいます。
拭いても、ベタつきが残るようなら、風通しのよい場所に置いておいてください。
これで革のお手入れはこれで完了となります。
まとめ
【覚えるのは3つだけ】革のお手入れ方法は以下の3ステップです。
①【革の表面を確認する】ほこりやゴミ、汚れを拭き取る。
②【保湿、加湿】クリームを塗る。浸透させる。
③【拭く】綺麗な布で乾拭き。風通しの良い場所に。
いかがでしたでしょうか。
クリームはたくさん種類があるし、ブラシや防水スプレーは?と考えると複雑に考えがちですが、シンプルに考え、言葉にするとお手入れは、すごく単純な作業です。
クリームはたくさん種類があるし、ブラシや防水スプレーは?と考えると複雑に考えがちですが、
専用ブラシは必要? 乾拭きは必要?などよくある疑問だと思います。
回答としては、
・専用ブラシは必ずしも必要はない。
・乾拭きはした方がいい。
となります。
革製品はステッチ(縫い目)が付き物です。
専用ブラシは細かい汚れを取り除けますし、革の表面を磨く際にも便利な道具です。
しかし、それがないとお手入れができないのかと言われれば、違います。
防水スプレーに関しても、革は水に弱いのは確かです。
あった方が良いですが、必ずしもないとお手入れができないわけでもありません。
最低限、綺麗な布とクリームがあればお手入れはできます。
それでも抵抗がある方は、綺麗な布だけでも用意していただき、一度乾拭きしてみてください。
革の表面がすごく綺麗になると思います。
今回は、お手入れ方法の考え方についてご紹介しました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございまいた。
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