革財布のMIKATA編集部です。
革財布の汚れを落とす方法はいろいろあり、どれを使ってどれを実行すればいいのかわからない!という声がよく届きます。
汚れ落としの方法は結構共通するのですが、革財布の汚れ落としに使うクリーナーは本当にいろいろあり選ぶのが困ります。
なので今回は革財布の汚れ落としに使えるクリーナーのおすすめをまとめてみました。
使いやすそうなクリーナーや革財布に合ったクリーナーを1つ選んで実際に使って汚れ落としをして綺麗にしてみてください。
革財布の汚れをクリーナーで落とす必要性
まずはなぜ革財布の汚れを落とさなけらばならないのか。
その理由を説明させてください。
この理由がわかれば、革財布の汚れ落としをしないと大変なことになるとイメージできる可能性も高いため、少し手間でも革財布の汚れ落としをしっかりしよう!となると思います。
革財布の寿命を延ばす
革財布の汚れを落とすべき理由1つ目は『革財布の寿命を延ばす』という理由。
革は元々自然のものということもあり、油分や水分のバランスが大切だったり様々な弱点があったりと気に掛けるべき点が数々あります。
その中でも革財布のみならず革製品全般に言えることが、汚れやほこりや湿気に弱いという点。
革財布の汚れ落としをしなければ、どんどん革財布表面に汚れが溜まっていき、油分や水分が汚れに吸い取られていき革が乾燥する原因になります。
そうするとひび割れの原因になり革の状態が一気に悪くなって寿命が縮まります。
カビの発生を予防する
革財布の汚れを落とすべき理由2つ目は『カビの発生を予防する』です。
先ほどの汚れやほこりの点と合わせて湿気に弱いのが革財布。
風通しが悪いところや湿気が多いところに汚れたまま保管しておくと、一気にカビが生えて白く汚れてしまいます。
一度カビが発生すると水で洗うだけではなかなか落ち切らず、余計に手間がかかってしまいます。
革財布の汚れ落としを定期的に行っておくことでカビの発生を防ぐこともでき、革財布を綺麗な状態で長く使えるようになります。
革財布を綺麗にエイジングさせる
革財布の汚れを落とすべき理由3つ目は『綺麗にエイジングさせるため』です。
革財布に使われている革の種類にもよりますが、革は基本的には使うほどエイジングして色つやが変わっていきます。
このエイジングを綺麗にするためには、革財布の汚れを定期的に落として革を綺麗な状態で保つ必要があります。
汚れたままの自然なワイルドなエイジングも味としてはアリなのですが、基本的には長く綺麗に使ってエイジングも楽しんでしっかりと革財布を育てるためには汚れ落としは必須。
気に入った革財布を何年も愛用して楽しむためには、汚れ落としは行う必要があります。
クリーナーを使った革財布の手入れ方法
それでは革財布の汚れ落としをクリーナーで簡単に行う方法を説明していきます。
革財布の汚れ落としは面倒そうだからやりたくないな…なんて思っても、案外サッと10分程度でできたりするので、ぜひ一度綺麗に汚れを落としてみて下さい。
1.革財布をブラッシング
まずは革財布をブラッシングしていきます。
いきなりクリーナーを使わないの!?と思うかもしれませんが、このブラッシングは大切な工程なんです。
革財布表面の汚れやほこりを先に落としておくことで、クリーナーの洗浄力がしっかりと奥の汚れまで到達してくれます。
細かな汚れはシミや汚れが加速する原因にもなりがちなので、一番簡単な汚れ落とし方法のブラッシングを先に行います。
馬毛ブラシや山羊毛ブラシを使ってサッと革財布を軽く掃くようにブラッシング。
ステッチやシワの細かな部分までしっかりブラッシングしていきましょう。
2.クロスとクリーナーで拭く
ブラッシングが終わったらいよいよクリーナーの出番。
クロスにクリーナーを少量とり、革財布の表面を円を描くように塗って汚れを落としていきます。
この時の注意として、ゴシゴシ強く擦るのはNG。
優しく少しずつ汚れを落としていくイメージでクリーナーを使っていきます。
革財布は摩擦や圧に弱いため、力を入れると汚れは取れますが革の状態が悪くなるため気を付けて下さい。
初めてで力加減がわからない時は、撫でるくらいの力で汚れを落とし、複数回に分けてクリーナーを使ってみて下さい。
クリーナーで2~3回程度汚れを落とした後にはクロスに水を含ませて水拭きします。
水道の水で直接洗い流す方が楽なのですが、革が傷んでしまうことやシミの可能性を考えると水拭きがベター。
水で濡らしたクロスで優しく革財布表面のクリーナーを落としていきましょう。
その後はタオルドライを行って、風通しが良いところかつ日陰で干して自然乾燥します。
3.レザークリームを塗る
クリーナーで革財布の汚れを落として乾かした後には、アフターケアでレザークリームを塗ります。
汚れ落としで革財布から水分や油分が抜けているため、このまま置いておくとひび割れになって革財布の状態がとても悪くなる可能性が…。
革財布の状態悪化を防ぐためにはレザークリームで加湿保湿しておく必要があります。
陰干しして半乾き~2/3乾きくらいの状態になったらレザークリームを塗って革財布に潤いを補給しましょう。
おすすめの汚れ落としクリーナー
それでは革財布の汚れ落としに使いやすいおすすめのクリーナーをいくつかピックアップしてみます。
一口にクリーナーで革財布の汚れ落としをすると言っても、どれを買ったらいいのかわからないという場合も多いと思います。
これから革財布の汚れを落としてみたい。という場合には参考にしてみて下さい。
Leather Honey
革財布の汚れ落としにおすすめのレザークリーナー1つ目は『Leather Honey』
革財布の汚れ落としをコスパ良く手軽に行えるレザークリーナーです。
革財布以外の革製品にも使えるということで、ひとつあれば手持ちの革製品をまとめて汚れ落としできます。
アメリカ製で50年以上の歴史を持つ会社のレザークリーナーということで安心してお使いいただけます。
別売りのレザーローションを配合して使えばより革財布の状態も改善するため、クリーナーでの汚れ落としに慣れてきた時にはアレンジしてお手入れも可能です。
M.MOWBRAY ステインリムーバー
革財布の汚れ落としにおすすめのレザークリーナー2つ目は『M.MOWBRAY ステインリムーバー』
革製品のお手入れやケア業界では有名なモウブレイ社のクリーナーです。
様々な革に使えてサラッとソフトな使用感で革財布の汚れを落としてくれます。
使用後にはレザークリームの浸透性も向上するため、革財布がしっとり潤い綺麗になるクリーナー。
伝統ある会社が販売するロングセラークリーナーなので、とりあえずこれを持っておけば革財布の汚れ落としは大丈夫というクリーナーです。
Collonil レザーソープ
革財布の汚れ落としにおすすめのレザークリーナー3つ目は『Collonil レザーソープ』
100年以上の歴史があるドイツのコロニル社が販売しているレザーソープクリーナー。
フォームタイプで使いやすく手軽に革財布の汚れを落とすことができます。
まだ革財布のお手入れや汚れ落としをしたことがない方でも扱いやすいので、初めての1本にはかなりおすすめのクリーナーです。
M.MOWBRAY MOLD CLEANER SHEET
革財布の汚れ落としにおすすめのレザークリーナー4つ目は『M.MOWBRAY MOLD CLEANER SHEET』
こちらも2つ目のステインリムーバーと同じモウブレイ社のシートタイプのクリーナーです。
ウェットタイプのシートクリーナーなのでさっと拭いて革財布の汚れ落としができます。
革財布の汚れが激しい場合には落としきれない可能性がありますが、サッと拭きとって取れる小さな汚れにはぴったり◎
別売りのクリーナーと合わせて使うとより効果的なので、しっかり汚れ落とししたい場合も簡単に汚れ落とししたい場合にもあると便利です。
AUTOGLYM レザークリーナー
革財布の汚れ落としにおすすめのレザークリーナー5つ目は『AUTOGLYM レザークリーナー』
革財布の汚れ落としができる中性クリーナーです。
すっきり汚れ落としをしてくれてしっかり革を綺麗にしたい時におすすめ◎
洗浄力がやや強めなので手荒れや革にシミができる可能性が高まるため少し注意が必要ですが、深刻な革財布の汚れを落としたい時には役に立つ可能性が高いです。
まとめ
以上が革財布の汚れをクリーナーで落とす方法とおすすめレザークリーナーでした。
手間に思う革財布の汚れ落としも案外すぐにできるので、綺麗に革財布を長く使いたい時には定期的に汚れ落としのお手入れをしてみて下さい。
革財布が綺麗になると気持ちも明るく楽しくなりますよ。