革財布のMIKATA編集部です。
財布を選ぶ時、どのような基準で選んでいるでしょうか。
どちらの財布を選ぶにしても、自分の気に入ったものを選び、後悔しないことが大切です。
財布選びの前に、財布の形状や開閉金具のメリット/デメリットなどを知っておくことで、より財布選ぶが楽しくなると思います。
また、プレゼントとして贈りたい場合にも役に立つと思います。
今回は、「財布の形状から選ぶ」というテーマでお伝えしていきます。
■財布の形状から選ぶ
財布の形は大きく分けて、3つに分かれます。
それぞれのメリットデメリットを見ていきます。
長財布
メリット① 革の表情や質感が高級感を出す
長財布は、二つ折り財布や三つ折り財布と比べ、本革の露出が多いので、革の表情や質感によって、とても高級感や重厚感が出やすい特徴があります。
ビジネスシーンなどフォーマルにも最適です。
また、たいていの場合おもて面に一枚の本革を使用していることが多く、革の表情も楽しむことができます。
メリット② 折らなくていいお札。収納力と収納しやすさ
長財布は、お札を折らずして収納できるのもメリットです。
収納しやすく、取り出しやすい機能面だけでなく、お札を綺麗に持ち歩けることがとても清潔感があり、好感を持てます。
物理的にサイズが大きいので、収納力も高く、お札やコイン、カード等が多少増えても、うまく均等に入り、折り財布でよくあるパンパンに膨れあがってポケットに入らないなんてことにはなりにくいのも特徴です。
デメリット① 安っぽい素材(革)だとダサく見える
長財布は、本革の露出面が大きい分、素材や表情(柄)に左右されます。
つまり、安っぽくみえる素材の長財布だと、とてもダサく見えてしまう場合があります。
本革であればなんでも良いわけではないので、しっかりと本革の表情や光沢はあるのかなど確認しておきましょう。
デメリット② どうしても大きい
長財布は、物理的に大きいこともデメリットになると思います。
小さいバッグに入らなかったり、普段からズボンや上着のポケットに入れて財布を持ち歩くという場合には、長財布の持ち運びに困ることがあります。
自分用なら、そこまで気にせず好みで選んで良いと思いますが、もしプレゼントにするなら、相手の方がどんな財布を持っているかは事前に確認しておいた方が良いかもしれません。
二つ折り財布
メリット① シーン問わず、万能な財布
二つ折り財布は、とても需要が高く、一番万能な形状といえます。
本革の長財布は、重厚感がありフォーマル寄りになりますが、二つ折り財布は小さい分、その影響が小さく、カジュアルな服装にも合わせやすかったりします。
メリット② どこにでも収まるサイズ
ズボンや上着のポケット、小さいバッグに収納も可能です。
普段バッグを持ち歩かない男性や、小さいバッグをよく持ち歩く女性には、二つ折り財布がおすすめです。
デメリット① 厚みが出ると(パンパンになると)、見た目が悪い
折り財布は、長財布と比べ、厚みが出やすい特徴があります。
長財布を二つに折っていると同じようなものなので、長財布より厚みが出ます。
あまりにも厚みが出てしまうと、見た目が悪くなり、大雑把な印象を与えてしまいます。
財布の中を整理することが大切です。
デメリット② コインの収納力がやや劣る
二つ折り財布は、長財布を二つに折ったようなものと表現しましたが、とはいえ一点だけ長財布と大きな違いがあります。
それが、コインの収納力です。
二つ折り財布はたいていの場合、コイン収納ポケットが片側です。
それは折り財布の構造上の問題であり、両側にコインケースを作ると厚みが出すぎてしまいますし、カード収納枚数が減ってしまうことにもつながります。
普段、よくお買い物をし、お釣りなどでコインがよく出るなら、大容量の長財布の方が良いかもしれません。
ミニ財布 (三つ折り財布など)
メリット① 小さいサイズ感、持ち歩きやすい
ここでのミニ財布の定義は、三つ折り財布などの手のひらサイズの財布であること。
一番のメリットは持ち歩きやすさや身軽さだと思います。
キャッシュレス化が進む現代により活躍し、最小限のカードとお札、コインを持ち歩くことができるので身軽にお出かけができます。
デメリット② 収納力の劣る
小さい分、収納力は劣ります。
三つ折り財布となると、二つ折り財布より小さくなりますが厚みが出ます。
普段電子マネーなどのタッチIDを利用しない現金主義の方には、メインの財布としては物足りず、サブの財布としておすすめです。
開閉金具の種類
財布には、色々な開閉方法があるので消化しておきます。
ラウンドファスナー
メンズ/レディース共にに需要の高いラウンドファスナータイプ。
長財布に多く、セキュリティ面にも安心でき、本革やファスナーテープ、ファスナー金具との色の組み合わせで違った印象を与えます。
また、3辺をファスナーで閉めるので、収納量が多くても、財布の形が綺麗なままであることも魅力のひとつです。
L字ファスナー
ラウンドファスナーより、手軽に開閉のできるL字ファスナータイプ。
ラウンドファスナーは3辺に対し。L字ファスナーは2辺のファスナーですので、素早く開閉できるメリットがあります。
L字ファスナーになれると、ラウンドファスナーの開閉が煩わしく感じるかもしれません。
かぶせ
かぶせとは、金具なし開閉のことです。
財布の寿命を短くする原因の一つが金具です。
本革は良い感じに経年変化して気に入っていたのに、金具が壊れてしまい財布を買い替えた経験がある方も多いのではないでしょうか。
かぶせは金具がないので、金具が劣化の心配もなく、革の質感や素材感が際立ち、スタイリッシュな印象を与えます。
注意点としては、閉まらないので、中身が露わになってしまうことが挙げられます。
ボタン
ボタン開閉も需要の高い金具の一つです。
シングルボタンが基本ですが、長財布ならダブルボタン(両端)もあります。
財布の内容量が増えると閉めづらくなり、無理やり閉めて、ボタンを壊してしまうこともあるので、注意が必要です。
その点を考慮して、財布の内容量によって調整できるよう、複数のボタンが付いた財布もあります。
がま口
女性に人気のがま口開閉。
お財布全体をがま口開閉もあれば、コイン収納だけがま口タイプもあります。
どちらにしても、非常に見栄えが良く、とても可愛く上品な印象を与えます。
がま口は、閉め具合を調整するのが非常に難しいので、気になった際は、ご自身で調整しようとは思わず、一度お店にご相談されることをおすすめします。
その他、マグネットや特殊金具
その他に、マグネットやベルトや革紐などの開閉タイプもあります。
金具の種類や色一つで、アンティーク感、クラシック感が出たり、高級感や上品な印象を与えたりと様々です。
使いやすさを考えると、スムーズに開閉できることが一番なので、その点も踏まえて選んでみてください。
まとめ
ここまで、財布の形状、開閉金具の種類を紹介しました。
財布の形状を考える上で、普段どんなシーンで使うのか?服装は?バッグは?収納力は必要か?キャッシュレス化は?この辺りを意識してみると良いと思います。
ただし、どんな形状であってもメリットデメリットは必ず存在することは理解しておくことが大切です。
開閉金具の種類を考える上で大事なことは、デザインと使いやすさのバランスです。
デザインがおしゃれでも、毎回開閉する時にストレスがかかっていれば、その財布を長く利用できないかもしれません。
反対に、デザインが好みでないものを長く使うことも難しいですね。
どうしても迷う場合は、難しく考えず、まずはファスナーの有無、ボタンかがま口か、のように消去法で考えるものおすすめです。
そのため、どうしても財布選びに困っている場合は、絶対に妥協できないところをピックアップしてから探してみることをおすすめします。