革バッグを普段から使っていると、知らない間に傷がついたり誤ってひっかいてしまい傷がついたりして凹むことってありませんか?
汚れならまだしも革バッグについたひっかき傷って直るの?直し方はあるの?と思っても、やり方がわからず面倒くさいし諦めてしまうことも多くあります。
そこで今回は革バッグについてしまったひっかき傷の直し方を解説していきます。
なるべく自宅でできるひっかき傷の直し方を解説するので参考にしてみて下さい。
革バッグの傷を直すための道具
まずは革バッグにひっかき傷がついてしまった時に使えるお手入れリペア道具を紹介していきます。
革バッグのひっかき傷と言っても、小さいひっかき傷から大きいひっかき傷まで様々。
なのでひっかき傷の大きさに関係なくリペアの手入れに使える道具なので、とりあえず一通り持って入れば直せる可能性が高いため安心です。
【紹介する道具】 ・馬毛ブラシ ・レザーワックス/レザークリーム ・レザーコンシーラー ・傷消しペン |
ひっかき傷を直す道具1.馬毛ブラシ
革バッグのひっかき傷を直すためのリペア道具1つ目は「馬毛ブラシ」
馬毛ブラシは革バッグのひっかき傷を直す以外に普段の革バッグのお手入れにも使える万能なアイテムです。
汚れ落とし・仕上げ・ひっかき傷直しで活躍するため、革バッグをお持ちなら必ずと言ってもいいほど一緒に持っておくのがおすすめ◎
ひっかき傷を直す道具2.レザーワックス/レザークリーム
革バッグのひっかき傷を直すためのリペア道具4つ目は「レザークリーム」と「レザーワックス」
基本的には革バッグの普段のお手入れに使うリペア道具ですが、加湿・保湿の過程で革によっては色が濃くなりひっかき傷が目立ちにくくなります。
応急処置で根本的なひっかき傷直しにはなりませんが、革の種類によっては結構目立ちにくくなりお手入れもできて一石二鳥。
馬毛ブラシとともに1つ持っておくとひっかき傷直し以外にも使えて、革バッグを綺麗な状態で長く使うことができます。
ひっかき傷を直す道具3.レザーコンシーラー
革バッグのひっかき傷を直すためのリペア道具2つ目は「レザーコンシーラー」
コンシーラーという通り傷を隠すためのリペアお手入れ道具です。
絵の具の様なテクスチャで塗りやすく、革バッグのひっかき傷を綺麗に直すことができます。
カラーも様々で革バッグの色味に合わせてカラー調整が必要な場合もあります。
ひっかき傷以外にも柔らかい革を使ったバッグをお使いの場合は小傷もつきやすいので、ひとつ持っていてもいいお手入れ道具です。
ひっかき傷を直す道具4.傷消しペン
革バッグのひっかき傷を直すためのリペア道具3つ目は「傷消しペン」
レザーコンシーラーよりもお手軽に革バッグのひっかき傷を直すことができます。
上写真のSAPHIR コバインク(ペンタイプ)は、主に革靴のコバに塗るためのものなので、レザーコンシーラーと違って色味のバリエションが少ないのがネック。
ブラックやブラウンのベーシックな色の革バッグなら比較的使いやすく、パッと革バッグのひっかき傷を直すころができます。
お値段もリーズナブルなので革バッグにうっかりひっかき傷がついてしまった時の応急処置用で持っておくのもおすすめです。
革バッグのひっかき傷の直し方
革バッグのひっかき傷を直すための道具が揃ったところで、実際に革バッグのひっかき傷を直す方法の例をご紹介していきます。
革バッグに使われている革の種類やひっかき傷の大きさによって変わりますので、その点はご注意下さい。
よほど大きなひっかき傷の場合はプロのお手入れ業者やリペア屋さんにおまかせして、ひっかき傷のダメージが拡大しないようにするのがおすすめです。
直し方1.革バッグをブラッシングの場合
革バッグのひっかき傷を直すためのお手入れ方法その1はブラッシング。
馬毛ブラシを使って革バッグのひっかき傷がついた辺りをサッとブラッシングします。
ひっかき傷の深さによってブラッシング時の力具合も変えることがあります。
本来のお手入れであれば力まずサッとブラシで手入れするのですが、ひっかき傷が大きくついたり目立つ場合は少し力を入れてブラッシングします。
柔らかい革を使った革バッグであればこのブラッシングで多少目立ちにくくなり直すことができます。
もしブラッシングしにくい時は裏から手を入れて革バッグの表面の革を張ってブラッシングしてあげてください。
直し方2.革バッグにレザークリームを塗る場合
革バッグのひっかき傷を直すためのお手入れ方法その2はレザークリームを塗る。
ブラッシングをしてもなかなか革バッグについたひっかき傷が直らない時は、レザークリームを塗ってみます。
加湿や保湿をすることで革の色味が濃くなりひっかき傷が目立ちにくくなる場合があります。
ブラッシングとレザークリームでまずはひっかき傷を直す方法を試してみると、同時に革バッグのお手入れもすることができるのが良いところ。
まずはブラッシングとレザークリームを使って革バッグについたひっかき傷を直してみて下さい。
ちなみに、柔らかい革やオイルレザーの場合ですがレザークリームを塗ってひっかき傷がついたところを指で擦ったり軽く揉むとひっかき傷が目立たなくなることもあります。
直し方3.革バッグにレザーコンシーラーを塗る場合
革バッグのひっかき傷を直すためのお手入れ方法その3はレザーコンシーラーで補色。
この方法が一番革バッグについたひっかき傷を直す方法としては有力です。
ひっかき傷の上から色を塗り消すという直し方になるので、レザーコンシーラーの色と元々の革バッグの色が同じであればあるほど綺麗な仕上がりになります。
伸びが良く乾きも早く洋服にも色移りすることがほとんど無いため安心。
革バッグについたひっかき傷の具合に関係なく綺麗に直す方法なので、ブラッシングやレザークリームでどうにもならない時にはやる価値ありです。
革バッグの色に比べてレザーコンシーラーの色が濃い場合は、クリームなどと混ぜて薄めることができます。
もちろん他の色のレザーコンシーラーと混ぜて色調整も可能。
ブラッシングとレザークリームを塗ってお手入れした後の革バッグに、絵の具と同じ感覚でクロスやペネトレイトブラシを使って塗っていきます。
一度塗りでひっかき傷が見える場合は2~3層重ねてぬるのがおすすめ◎
ステッチ部分などにつくのが心配な時はマスキングテープを使って塗る範囲を設定してから塗りましょう。
もし塗りたくないところにレザーコンシーラーが付いてしまった場合は、リムーバーなどですぐに拭き取れば落ちるので大丈夫です。
革バッグのひっかき傷を直す方法としてはかなり現実的で理想のお手入れに近い方法なので、時間や費用に余裕があればおすすめしたいリペア方法です。
直し方4.傷消しペンを使う場合
革バッグのひっかき傷を直すためのお手入れ方法その4は傷消しペンで補色。
レザーコンシーラーはちょっとレベルが高い気がする…。
そんな時は傷消しペンで直す方法がお手軽です。
これは使い方を解説するまでもなく、油性ペンと同じで塗るだけです。
色の調整がなかなかできないため、目立たない部分で試し塗りをしてから使うのがベター。
ひっかき傷をさっと隠して直す方法なので応急処置としてはかなり活躍します。
専用品が理想ですが、さらに急ぎの時は100均にも売っていることがあるので使ってみてもいいかもしれません。
重ね塗りして革バッグのひっかき傷を消そうとすると、先に塗った部分が剥がれて逆に汚くなる場合もあるのでご注意下さい。
ペンタイプの傷消しペンは色々な種類があるので、気になった方は探してみてください。
まとめ
以上が革バッグのひっかき傷を直すための道具と直す方法でした。
手軽なひっかき傷を直す方法からしっかりした方法までありますが、まずは始めやすそうなお手入れ方法からやってみるのが良いと思います。
革バッグについたひっかき傷は案外リペアして直すことができるので、大切な革バッグが傷ついて使えないと諦める前に色々試してみてはいかがでしょうか。