こんにちは!かばんのみかた編集部のヤマダです。年を重ねると自然と似合うものも変わってくるので、ファッションについては常に迷子なお年頃です。普段使いにはカジュアルさ重視ですが、アラフォーとなると年齢にあった「品質」も重要なキーワードですよね。というより、ファストファッションが似合わないシーンが増えてきませんか?個人的にはプライベート、ビジネスシーン問わず、全身ファストファッションで揃えてしまうと違和感を覚えるように…コレがダメ、とはっきり言語化はできないのですが、なんとなく「これじゃない」ということだけは分かるんですよね。
昔から靴と鞄にはお金をかけたほうが良いと言いますが、決してハイブランドじゃなくても良いんです。「ちょっと良いもの」を持つだけできっと似合うコツをつかめるはず。今回は、ちょっと良いものを持っている!と気分を上げてくれるブランドをご紹介します。同じく悩めるアラフォーの方へ少しでも参考になれば嬉しく思います。
30代・40代女性におすすめレディースバッグブランド5選
HAYNI(ヘイニ)
普段使いからオケージョンまで。洗練されたバッグブランド
日本のレディースバッグブランド。バッグ専門ブランドなので、種類が豊富でサイトを見ていると時間がいくらあっても足りません。個人的に普段使いしているバッグも数知れず。ヘイニの中では特に大きめトートバッグがおすすめです。本革素材も充実しており、品質に対してリーズナブルな価格設定も嬉しいポイントです。
こちらはA4サイズ対応のナイロントートバッグ。本体がナイロン素材なので軽いのはもちろん、パーツに本革を使用しているので安っぽさがないんですよね。ナイロン素材も厚みがあってきめ細かいので、個人的にはロンシャンのプリアージュと比較しても引けをとらないと感じます。ロンシャンを愛用している方で、たまにはデザイン変えたいな~という時におすすめのトートバッグです。
こちらはぐっと雰囲気が変わりまして、ヘイニのエコバッグです。エコバッグといいつつ、しっかりメインバッグとしても使えます。両サイドのギャザーとリボンがしっかりかわいいのですが、遊び心たっぷりのロゴで甘すぎないデザインに。デニムにTシャツなどシンプルな格好と合わせてもかわいいですね!
大きめバッグなどベーシックなアイテムも素敵なのですが、季節素材のバッグも魅力的なのがヘイニ。大人女子がためらいがちなネコグッズもデザインの落とし込みが絶妙。主張しすぎないのにネコちゃんの存在感があって、ちゃんとおしゃれなんですよね。なんともいえない刺繍の表情がとってもかわいいんです。
VIOLAd’ORO (ヴィオラドーロ)
持つたびに愛着が湧くドメスティックブランド
Demi-Luxe BEAM(デミルクス ビームス)やTOMORROWLAND(トゥモローランド)など有名セレクトでも取り扱いのあるレディースバッグブランド。最初はブランド自体を認識していたわけではなかったのですが、気づけばヴィオラドーロのバッグが増えていました。ベーシックできれいめなアイテムが多い印象です。ちなみにドメスティックブランドとは日本発のブランドを指します。
一番最初に出会ったのはこのシリーズのかごバッグ。数年前なので、最新のシリーズとはデザインが異なるのですが、なんといってもこのラタンと牛革の異素材ミックスに一目ぼれしました。かごバッグなのですが、ナチュラルになりすぎずかっこいい。季節アイテムをとりいれたい時にぴったりな大人のかごバッグです。
こちらのミニショルダー、マイクロサイズのショルダーもおすすめ。チェーンにも贅沢に牛革が巻かれているので高見えします。キルティングのチェーンバッグはひとつは所持しておきたい大人女子の定番アイテムですよね。
最近注目しているのはこちらのナイロントートバッグ。やはり大きめトートバッグに目がいってしまいます。ファスナー開閉できるのはもちろん、ファスナーを閉めたままでも使えるポケットがあるので使い勝手がよさそうです。
CLEDRAN (クレドラン)
時を刻む、手放すことのできないバッグブランド
鞄に「愛着」と言う名の時を刻んでもらいたいという思いを込めたブランド。質の良い本革を使用した日本製のバッグや小物を展開しています。ヤマダは本革製品が好きなので昔から知っているブランドなのですが、確かにいまだに手放すことができないバッグが多いですね。その中でもお気に入りをご紹介いたします。
まずは何といってもこちらのロングセラートートバッグ、アモ。バッグの内側は本革の素材がそのまま使われているので(銀面と呼ばれています)、繊維がポロポロと落ちてしまうのですがそこが本革らしさと言えます。バッグの本体サイズの巾着が付属しているので、そちらを使用すれば繊維落ちは気になりません。ちなみに、この巾着がとてもしっかりとした厚みのある麻素材でかわいいんですよね。中身を入れたら自立するので、ちゃんとバッグの外側に巾着の上部がちょこん、と見えてなんとも愛くるしいビジュアルに。(伝わりますでしょうか?)クレドランはほっこりしがちな雰囲気なのですが、カラーを選べば雰囲気も引き締まるので大人のバッグとして長く使えます。おすすめカラーはブラウンとブラックです。
PORTER(ポーター)
日本を代表する老舗バッグメーカー
吉田かばんのポーターといえば、日本の老舗バッグメーカー、バッグブランドですよね。学生時代はとても手が出ない価格帯と感じていましたが、この素材に多機能なデザインを思えば、もはやリーズナブルと言ってもいいかもしれません。いえ、今でも十分高価ではありますが…吉田かばんは昔から職人さんをとても大切にしており、尊敬の念をもって日本の職人の存続をサポートしています。海外からの注目も非常に高く、人気シリーズは常に品薄に。昔よりもずっと手に入りにくくなったと感じています。日本が海外に誇る、吉田かばんのようなブランドがもっと増えるとうれしいな、と思います。
さて、そんな吉田かばんからはこちらがエントリー!もともと「ポーターガール」のシリーズとして展開していたのですが、現在は「ポーター」のシリーズとなっています。シアというシリーズでレディースのビジネスアイテムが中心となっています。また大きめバッグか、という感じですがこちらは本当に使いやすい…!以前ヘイニのボストンバッグでもお話したのですが、ポケットが充実しているだけでなぜこんなに快適なのでしょうか。しかもポーターのバッグはポケットのサイズや位置まで計算しつくされているのでは。ポケットから出し入れする際もほかのポケットに干渉せずストレスフリーです。金具はゴールドが使われているので、ちゃんと女性らしさも◎個人的には最近はシルバー金具がアツイので、シルバー金具も展開してほしいなあ、なんて思っています。
ポーターのシリーズは歴史が長いものが多いですが、こちらもなかなかの古株。ポーターボーイフレンドトートです。シンプルなザ・キャンバストートなのですが、L.L.Beanのトートバッグよりもしっかりしています。(というより個人的にL.L.Beanはくたっと素材しか持っていないので)なので、重さもしっかりあるのですがそれ以上に頼りになる素材感なので、安心してガシガシ使えます。底面などはPVC加工されているのでピクニックなど野外活動にもおすすめ。アイボリーがとてもかわいくてかなり迷ったのですが、汚れを気にしてブラックホワイトにした思い出があるトートバッグです。サイズ展開も豊富です。
土屋鞄(つちやかばん)
人とものと時間を大切にする、心地よいものづくり
もはや説明など不要なバッグメーカー、革好きなら知らない人はいない土屋鞄です。1965年の創業以来、日本の職人によるつくり手の見えるものづくりを心掛ける土屋鞄製造所。これだけつくり手の情報を発信している鞄メーカーも珍しいですよね。知れば知るほど好きになるブランドです。最近はアニメ映画作品とのコラボアイテムなども展開。
土屋鞄でおすすめなのはクラルテシリーズです。トーンオイルヌメなど、革の経年変化を楽しめるシリーズも非常に気になるのですが、やはり大人女子としてはクラルテシリーズ一択でした。私が使っているのは、アークキャリートートとエンベローブカードケース。アークキャリートートはシーズンによって限定カラーが変わってゆくので、同じ色はなかなか手に入らないでんすよね。ブラックですら定番カラーではありません。定番カラーのディープネイビーとアッシュグレーをはじめ、どのカラーも非常に美しいニュアンスカラーばかりで目移りしてしまいます。ヤマダはブラックとコーラルベージュを愛用。アイボリーを選んだエンベローブカードケースは、現在は廃番と思われるアジールというシリーズのものなのですが、クラルテのエンベローブカードケースとほぼ同じデザインです。アークキャリートートはやはりずっしり重さはあるのですが、持つだけで背筋が伸びる名品だと思います。
まとめとごあいさつ
最後までお付き合いいただきありがとうございます。ご紹介していると久しぶりに使いたくなったバッグ、購入したくなったバッグがたくさん。それだけでワクワクしますよね。今回ご紹介したバッグで、ヤマダが愛用しているバッグについてはまた経年変化や使い心地などを改めてご紹介させてください。自分で自分のご機嫌をとることがいかに大切か、年を重ねるごとに実感します。30代・40代のアラフォー女性にとって「ちょっと良いもの」は気分を上げてくれるだけでなく、日々のパフォーマンスにもきっとよい影響を与えてくれます。自分のライフスタイルや好みに合ったブランドを見つけて、よりご機嫌な毎日を過ごせますように。