革財布のMIKATA編集部です。
革財布をお手入れする必要があるというのはよく聞くかと思いますが、実際どれくらいの頻度でお手入れすればいいのかはわからないということはありませんか?
とにかくお手入れすればいいからやりすぎくらいでやればいいんじゃない?
という方もいるかもしれませんが、実は革財布のお手入れをやりすぎるのは逆効果。
今回は革財布のお手入れがやりすぎにならない適切なお手入れ周期について解説していきます。
革財布のお手入れが必要なワケ

革財布のお手入れをやりすぎるやりすぎない以前に、なぜそもそも革財布のお手入れが必要なのか?
その点を先に軽く解説しておきます。
革財布のお手入れをする理由は大きく3つ。
お手入れをする理由1.汚れるから
革財布は使っているとどうしても外気の汚れやほこりが革財布表面に付着していきます。
その汚れやほこりを放置していると、革財布の内部にある油分や水分がゴミやほこりに奪われていくんです。
見た目が汚く黒ずんでいくことはもちろんですが、それに加えて革財布そのものの状態が悪くなっていくためお手入れが必要になります。
お手入れをする理由2.長持ちさせるため
革財布のお手入れをすることで、大切な革財布の寿命が長くなります。
人と同じで、常に綺麗で潤った状態をキープしたお肌を想像してみて下さい。
ガサガサで脂ぎって汚いお肌とどちらが印象も良く肌がボロボロにならずにすむでしょうか。
革財布も同じようにお手入れをして潤いの状態をキープすることで、綺麗に長く使えるようになります。
お手入れをする理由3.エイジングを綺麗にするため
革財布はサフィアーノレザーなどの加工された革以外ほとんどの場合エイジングしていきます。
このエイジングを綺麗にしたり、早めたりするために革財布のお手入れが必要です。
革財布のお手入れをして汚れを取り、水分や油分を調整して育てていくことで綺麗に革財布がエイジングしていきます。
エイジングなんて気にしないし別にいい!という場合もあるとは思いますが、汚いままエイジングした革財布は臭くてシミだらけなんてこともあるので、長く使う予定があるなら革財布のお手入れはしておいた方がおすすめです。
革財布のお手入れをやり過ぎはなぜNG?

革財布のお手入れが必要な理由はわかっていただけたと思いますが、ではお手入れをやり過ぎてはいけない理由って何なんでしょう?
「お手入れすれば綺麗になるし、水分も油分も補給できるから毎日でもいいんじゃない?」
といった思いもあると思います。
しかし、何事も”やりすぎ”は禁物。
革財布のお手入れをやりすぎるとどうなるか。という注意点を説明していきます。
革財布のお手入れやりすぎNGな理由1.カビやすくなる
革財布のお手入れと一口に言っても、ブラッシングからレザークリームを塗るまで幅広くあります。
その中でもしっかりお手入れでレザークリームを使ってお手入れするパターンとして、頻繁に塗り過ぎるとカビが生えやすくなる原因になります。
え?レザークリームで加湿保湿するのは大切だから毎日でもいいんじゃないの?
と思うかもしれませんが、実は逆効果なんです。
べたべたな状態で置いておく、しかも風通しも悪く湿気があるところだと最悪…。
余分なレザークリームが原因でカビが革財布に生えてくるため革財布の状態が一気に悪くなってしまいます。
革財布のお手入れやりすぎNGな理由2.革の状態が悪化する
こちらもレザークリームまで使った革財布のお手入れのパターンですが、やりすぎると逆に革の状態が悪化してしまいます。
革財布を使っていると油分や水分が抜けていき、革財布がパサパサと乾燥してきます。
そこにレザークリームで適度に加湿・保湿して潤いをキープする必要があるのですが、潤いを与えすぎるとベタベタになり余分な加湿で革が柔らかくなり傷みやすくなります。
それに抜けた分の油分や水分より多く革財布に入れようとしても入りません。
革財布のお手入れのやりすぎで逆に革の状態が悪化して使えなくなる事態は避けた方がいいでしょう。
やりすぎにならない最適な周期

結局革財布のお手入れをやりすぎるとダメだし、やらないのもダメ。
そしたら、やりすぎない程度でどれくらいの周期で革財布のお手入れをすればいいのでしょうか。
お手入れのパターンや革財布の使う頻度によっても周期は変わりますが、だいたいのお手入れの目安は以下の通り。
・ブラッシングや乾拭き:毎日~3日に1回程度
・ブラッシング+レザークリーム:1ヶ月~1ヶ月半に1回程度
・防水スプレー+レザークリーム+ブラッシング:2ヶ月に1回程度
といった感じ。
あくまでも目安なので革の種類や使用頻度、使うクリームなど様々な要素によって変わります。
なので、お手入れをやりすぎないために気を付ける点は2つだけ。
・革財布の表面パサパサして乾燥してきたらレザークリームを使う。
・革財布が汚れたらクリーナーやブラッシングで汚れを落とす。
この2点だけ意識していれば、革財布のお手入れをやりすぎず適切な状態をキープしやすくなります。
まとめ
革財布のお手入れをやりすぎるとどうなるかの説明でした。
やりすぎもやらなさすぎもNGという、少し手間のかかるアイテムが革財布。
その分自分だけの唯一無二のアイテムに育っていき、愛着を持って長く使えるのが魅力です。
革財布のお手入れをやりすぎず、ぜひ綺麗な状態で大切に使ってあげて下さい。